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【カンテレ】魚の養殖が団地を救う? 空き部屋を養殖場にする全国初の取り組みがスタート 最新の循環システムで水の交換も不要に 雇用創出や地域活性化の狙いも/2022年12月09日

【カンテレ】

2022年12月09日

 神戸市の団地の中で全国初「魚の養殖」がスタートしました。なぜ、団地で養殖が行われることになったのでしょうか?

神戸市垂水区の高台に建つ新多聞団地。およそ100棟が並ぶマンモス団地の一角に登場したのは…

【記者リポート】
「こちらの建物、元々は、診療所兼住宅として使われていたのですが、空き部屋になったため、新たに始めたのが、エビや魚の陸上養殖です」

 部屋の中に作られたのは、なんと養殖場。水槽の中では、小さな「カワハギ」や「ヒラメ」、「バナメイエビ」の赤ちゃん、およそ1200匹が泳いでいます。

 UR都市機構などが実験的に始めたものですが、なぜ、海から離れた団地の室内で養殖をすることができるのでしょうか。秘密は、水を循環させる装置にありました。

 一般的な「陸上養殖」では水槽の水を常に新しいものと入れ替える必要がありますが、この団地の養殖では「完全閉鎖循環方式」という特殊な技術が使われています。

バクテリアで水を浄化し循環させるため、水を交換する必要がありません。エサやりや水質管理も、遠隔で行うことができるということです。

【UR都市機構 西日本支社 長野光朗主査】
「かなりコンパクトで、街中というか消費者に近い場所で。輸送コストなどの低減を含めた、消費地(に近い)立地というところがメリットかなと思っています」

 こうした特性を生かせる場所として、今回選ばれたのが「団地」でした。
「空き部屋対策」になる他、エサの補充など人手が必要な部分を住民に担ってもらうことで「雇用」を生み出したり、養殖した魚を地域のイベントに提供したりして、「地域活性化」につなげる狙いです。

【UR都市機構 西日本支社 長野光朗主査】
「(居住者が)生き生きと暮らせるような、団地の活性化につなげていければと」

【団地の住民】
「いいことやね、何か始めることはいいこと。エビ食べたい、大きくなったら」
「あんまり(住民との)交流はないんでね。とりあえず見に行くでしょうね」
「うれしいです。魚に関わりたいね」

 UR都市機構は来年度までここで実験的に養殖を行い、全国の団地に広げることも検討していくということです。

(関西テレビ「報道ランナー」2022年12月9日放送)


 

 

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