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【幻冬舎】「執着を手放すと何が起きるか?」般若心経から人生へのアプローチ/2022年9月19日

【幻冬舎】

2022年9月19日

“おかげマインド”【第1回】

否定の言葉「○○のせいで」を感謝を象徴する肯定の言葉「○○のおかげで」に変えて、ポジティブに生きていくために。やさしいヒントが満載の一冊。※本記事は、森雄二氏の書籍『“おかげマインド” 〜自分軸と自信を育てるために〜』(幻冬舎ルネッサンス新社)より、一部抜粋・編集したものです。

第1章 般若心経「くう」的生き方の智慧

般若心経エッセンス

僕は「般若心経エッセンス×感情コントロール」をベースにした「おかげマインド」というオリジナルメソッドを2年前に作りました。そしてそのメソッドを使い「本当の自分軸と自信」を取り戻し、“心穏やかで楽に生きられる人生”にシフトする方法を「“おかげマインド”スクール」という講座の中で伝えています。

今でこそ、こうした講座を開いている身ですが、かつては「自己犠牲」と「他人軸」のループから抜け出せず、悩み苦しんだ時期がありました。そんな時に出会ったのが、般若心経「空」の教え=般若心経のエッセンスでした。

あなたは「般若心経」と聞いて何を思い浮かべますか? 僕は若い頃からこのお経に、なぜか心惹かれていました。唱えることで不思議と心が落ち着き、自分に戻れる気がしたからです。

しかし、その「教え」については詳しく知りませんでした。

・「色即是空 空即是色」=この世の儚さを伝えるお経

・亡くなった方の魂を鎮めるもの

そんな連想をする程度でした。しかし、真実は全く違いました。般若心経を深く学んでいくと、人の苦しみのすべての原因は「執着」であると、説かれていることが分かりました。つまり、悩みの数々は「執着を手放すことで解決する」。般若心経とは、執着を手放し幸せになる教えであり、心穏やかにし自分らしく生きる方法が凝縮されたものだったのです。

対人関係に行き詰まり「自己犠牲」と「他人軸」に悩んでいた30代の頃、この真理にたどり着いた時「僕の人生に必要なのはこれだ」と直感。

さっそく執着を手放すことと、執着しない取り組みを我流で続けました。すると心は徐々に悩みから解放されていき、安心と感謝で満たされていきました。そして様々な経緯を経て自分軸と自信を取り戻すことができました。その結果、人生全体にも良い影響が現れてきました。

・幸運の流れ(運気)に乗れるようになり

・素晴らしい人間関係に恵まれるようになり

・医者から「治らない」と言われた腫瘍が消えたり

ますます感謝であふれる人生にシフトすることができたのです。

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ここで僕の歴史を少し振り返りますね。僕は工業高校卒業後、エンジニアとして鉄道会社に就職。以後17年間勤めたのち脱サラ。その後、整体師の資格を取り、整体とリフレクソロジーを主としたヒーリングサロンを20年前に開業し現在に至っています。

開業以降、現在まで数多くの疲れた方と接してきました。その中で分かったことがあります。それは「身体の疲れのほとんどは心の疲れから」という事実。

極論ですが、病気でない限り「美味しいものを食べ」「身体を休め」「適度な運動」をすれば疲れは取れます。僕は整体を施す中で、回復する方もたくさん見てきました。しかしその一方で、一向に慢性的な疲れから離れていかない方もたくさん見てきました。適切な言葉でないかもしれませんが、いわゆる「救われない方」です。「なぜだろう?」そこで、その方々の性質の類似性を探ってみました。すると3つの共通項が浮かび上がってきたのです。それは

1.自分よりも他人を優先させる方

2.細かい配慮ができるとても優しい方

3.何においても一生懸命な方

僕は思いました。「そんな方々が救われないのって、おかしくないだろうか?」。やがて、その気持ちが向かった先は「そんな方々が救われる道はないか」に。そこで自身が悩んでいた時に救われた般若心経。そのエッセンスをベースにした生き方の智慧を「おかげマインドメソッド」という形で体系化し、それを伝えることを思いついたのです。

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般若心経エッセンスは「すべての事象には実体がない」です。それを超訳すると大きく分けて二つになります。

一つは「すべてこの世は移ろうもの。変わらないものは何もない(諸行無常)」

その先をさらに読んでいくと、「頑なさを手放すことで人生は大きく変わる」。頑なさは、「こうであるべき」という偏った概念。それを無くしていくことでこんなメリットがあります。新しい自分との出会いがあり、新しい人との出会いも広がり、そして新しい発想も生まれやすくなる。

もう一つは「人は繋がりの中で生かされていて、自分一人では存在し得ない(諸法無我)」

それをさらに掘り下げていくと、「あなたは一人じゃない。あなたはみんなに生かされ、またみんなを生かしている」。もし「自分は人の役に何も立てていない」と思われているとしたら、それは完全に誤ったものの見方です。僕は、「正しい」「間違い」という議論は好きではないのですが、これに関してははっきり言い切れます。

真理とは時代や環境が変わっても変わらないもの。この般若心経のエッセンスはまさにそれです。現状に不満がなければ変える必要はありません。でも、不満があるとしたら、何かをしなければ変えることはできません。その時にそれを邪魔するのが頑なさ。「こうあるべき」です。しかし、あなたが信じている「こうあるべき」にも実体がないので、そこにとらわれる必要も無いのです。

あなたはとらわれていたことが原因で、変われるせっかくのチャンスをつぶしてしまったこと、ありませんか? 人は“諸行無常”のことわりの中で生かされています。変わって当たり前、むしろ変わらないでいることの方が不自然なことなのです。

※本記事は、2022年7月刊行の書籍『“おかげマインド”』(幻冬舎ルネッサンス新社)より一部を抜粋し、再編集したものです。

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