【くるまのニュース】
2023.03.20
トヨタは新たなモビリティシリーズ「C+walk」の第2弾として「歩く」をアシストするモビリティ「C+walk S」を発売すると同時に「C+walk T」、「C+pod」を一部改良しました。
トヨタが166万円のEVを発売! さらには新たなモビリティも発売へ
2023年3月20日にトヨタは、新たなモビリティシリーズ「C+walk」の第2弾として、歩道での移動をアシストする「C+walk S(シーウォークエス)」を発売しました。
また、立ち乗りタイプの「C+walk T」ならびにEV「C+pod」を一部改良しています。
国土交通省の資料「高齢者の生活・外出特性について」では、高齢化が進展する現在、75歳以上の高齢者において、無理なく休まずに歩ける距離が100mまでと答えた人の割合が約2割だったと調査結果で明らかにされています。
また同資料によれば、外出する頻度も65歳未満の人に比べ1割程度低く、特に運転免許を持っていない人はさらに2割程度外出する頻度が低くなるとの結果も出ているといいます。
一般的に、加齢とともに身体能力が低下するため、買い物や外出といった日常生活に制約が見受けられると考えられています。
そうした社会背景のなかでトヨタは、「Mobility for all – 全ての人に移動の自由を」の実現に向けて、ユーザーに様々な選択肢を提供し続けています。
地域の足として気軽に使える小型EVのC+podから歩道で移動可能なC+walkシリーズまで、ユーザーのライフステージに合わせたモビリティとして提案。
さらに、販売店とともに地域の困りごとに寄り添い、C+podやC+walkシリーズを活用した新たな事業モデルの実現に向け、法人や自治体と検討を進めています。
一例として、自治体と協力し合い、2023年4月頃から福島県塙町駅周辺で住民や観光客の移動を助ける手段にC+walk Sを活用することで、地域交通の補完としてその可能性を調査し、より良いモビリティ社会の実現を目指すとしています。
今回新たに発売されるC+walk Sは、自分一人の力で歩けるものの、日常生活の中で長距離・長時間の歩行に困難を感じている人をサポート。
道路交通法上電動車いすに該当し「歩行者」として扱われるため、歩道を走行でき前方の路面状況を把握しやすい3輪タイプのモビリティです。
C+walkシリーズ共通の周囲の人や街になじむフォルムとし、人の「歩く」速さ(1~6km/hの6段階)で移動することで、周りの歩行者と並んで会話ができるなど歩行空間での高い親和性を追求するほか、走行時、前方の人や障害物との衝突回避に寄与する障害物検知機能といった安心装備も搭載しています。
さらに今回はC+walk TとC+podも改良されていました。
C+walk Tは、2023年4月施行の改正道路交通法に新たに定められた区分のひとつとなる、歩道(公道)で移動可能な「移動用小型車」の車両要件(全長120cm×全幅70cm×全高120cm以内、最高速度6km/h以下など)に適合させるために、車両サイズや最高速度の見直しを実施。
また、C+podでは、法規対応に加えペダル踏み込み時のブレーキフィーリングの見直しなど、その魅力を高めました。
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それぞれの価格は、C+walk Sが48万8000円から50万5000円、C+walk Tが34万1000円から35万4200円、C+podが166万5000円から173万1000円です。
なお発売時期は、C+walk Sは2023年3月20日、C+walk Tは2023年4月に予定されている改正道路交通法に適合した歩道(公道)で移動可能なモデルとして5月に発売を予定。
そしてC+podは2023年3月20日よりリース契約での取り扱いを開始しました。