5月の広島サミットで、核兵器廃絶の道筋を示すことなどを求めて、被爆者団体や若者のグループが岸田総理に宛てた要望書を提出しました。

要望は被爆者団体と、若者でつくる「カクワカ広島」などのグループが、世代を超えて意見交換してまとめました。

広島サミットでは、「核兵器のない世界」を単なるスローガンに終わらせず、核廃絶への具体的な目標や道筋を打ち出すよう、議長である岸田総理に求めています。また、各国の首脳が時間をかけて原爆資料館を視察し、被爆者と意見交換する場を作ってほしいと訴えています。

広島県被団協 佐久間邦彦 理事長
「広島でやる意義を総理はご存じと思うし、私たち被爆者の気持ちを世界に発信してほしい」

ANT-Hiroshima 渡部朋子 理事長
「(岸田総理は)広島の声を裏切らないように、このG7を議長として運営していただきたい」

要望書は岸田総理の地元事務所に提出したということです。