岡山県総社市と広島県福山市を結ぶ「井原鉄道」は、鳥取県に本社を置く「智頭急行」と災害発生時に協力する協定を結びました。

おととい(5日)井原市で行われた締結式では、「災害時などに施設や車両などの機材の貸し借りを行うこと」や、「復旧に必要な人員を派遣しあうこと」などについて協定が結ばれました。

5年前の西日本豪雨では、「井原鉄道」が水没した設備の代用品を「智頭急行」に借り受け、2か月で全線を復旧しました。

(智頭急行 城平守朗社長)

「輸送サービスを一刻も早く早期復旧させる、運転再開をする。そのようなことが地域の皆様のお役に立てるのではないか」

(井原鉄道 槙尾俊之社長)
「私どもが、平成30年豪雨の時にどういうところに苦労をして、またどのような工夫をしたのか、そういったことをぜひ両社の間で情報共有をして、今後の対策に生かしていきたい」

両社は今後、さらに多くの鉄道会社と災害時の協定を結びたい考えです。