【gendai】
2023.06.15
「大規模緩和」をどうする?
今日(6月15日)から2日間にわたって行われる日銀政策決定会合だが、マーケットは概ね「大規模緩和の継続」を予想している。
筆者もその見通しには同意するが、ちょうどひと月前の政府・経済財政諮問会議で今後の植田和男日本銀行総裁の政策に大きな影響を与えるのではないかと感じるやり取りがあった。
すでに為替相場は1ドル140円に定着しつつある。秋口に収束すると見られていた日本のインフレは、年末にかけても3%台という高水準を維持するという懸念が高まっている。
日本銀行では、今日(6月15日)から2日間、政策決定会合が行われている
国民が日々、値上がりする食料品や生活必需品に恐々とするなか、経済財政諮問会議でのやり取りは、植田総裁の心中を大きく揺さぶったに違いない。
その中身を詳しくお伝えしていこう。