【HTV】
2023.07.09
広島県福山市でギャラリーを経営する78歳の男性が、日常生活に欠かせない「あるもの」を使って、ユニークな作品の数々を手掛けています。
精巧で温かみのある作品が1000点以上
福山市の花に制定されているバラ。飛翔する金色のドラゴン。そして、高さ1メートル余りの福山城の模型。
■大江芳樹記者
「これらの作品はすべてティッシュペーパーから作られているんです」
ここは、福山市新市町にあるギャラリー「紙の城」。花や歴史的建造物をモデルにティッシュぺーパーで作った作品を、1000点以上展示しています。
お客の声が転機に
これらを手掛けた藤田孝士さん・78歳です。
■藤田孝士さん
Qどのくらいの制作期間?
「半年くらいかかります」
Qティッシュペーパーはどのくらい使った?
「ティッシュは30箱から40箱それくらいは使いました」
かつてこの場所でカラオケ喫茶を営んでいた藤田さん。転機は7年前でした。足が不自由な客から「桜が見たい」と言われ、ティッシュペーパーで桜を製作。その世界に魅了されます。
今ではどんなものでも作る「スゴ技」
■藤田孝士さん
「このティッシュで何かできないかと朝から晩までそればっかり考えて、松ができ、桜ができ、梅ができ、動物ができ、1つ1つ増やしていって今ではどんなものでもできるようになった」
バラの花製作を実演
製作に数か月かかる作品がある一方、花は10分もあれば、誰でも作れると言います。実際にバラの花の製作を頼んでみると…。
■藤田孝士さん
「このように(ティッシュペーパーを)4つに折りまして花びらの形に切っていく」
本物と見まがうばかりの作品が…
切りとったティッシュペーパーを4枚、のりで重ね合わせます。のり付けしたものを、形を整えながら丸めると…。本物と見まがうばかりの、白いバラの完成です。
SNSで大評判に
一連の作品は、インターネットの世界でも大注目です。
■Instagram動画
「大きなスイカを作りました。動物ランドです!」
スイカの中に動物の国を再現するというユニークな作品を、SNSで紹介。するとこの動画は大評判となり、再生回数は瞬く間に200万回を超えました。さらに、先月22日に投稿したばかりの動画。海の生物を、フグの中で表現し、再生回数は脅威の600万回超え間近です。
楽しんでもらう仕掛けに工夫
■藤田孝士さん
「何かの中に入れてパッと出すと喜ぶかなと」
Qどんなコメントがきている?
「アッと驚いたとか癒されたとか、面白かった、また次見せてくださいということでよしまた面白いものを作ろうと(なる)」
目標はティッシュアートの楽しさを広げること
今の目標は、ティッシュアートの楽しさを世界中の子どもたちに広めること…。
■藤田孝士さん
「自分が楽しく作って楽しく見てもらう。そうして見た人が自分で楽しく作ろうかなと(思うように)なってほしい」
デジタルの世界で大ウケした、とてもアナログな手作りの世界。藤田さんはきょうもティッシュアートの技術を磨き続けます。
《2023年7月7日》