【備後とことこ】

2023.07.15

徳島ラーメンは知っていますか？

徳島市の名物ラーメンで、甘辛い醤油豚骨スープに甘辛く煮た豚バラ肉がポイントです。

ごはんや生卵との相性抜群で、クセになります。

実は福山市内で唯一、徳島ラーメンを看板メニューとするラーメン店があるのです。

それが「新徳島拉麵 まる徳ラーメン 福山曙店（以下、まる徳 曙店）」。

オリジナルのアレンジをした徳島ラーメンを看板とするほか、幅広いメニューをそろえています。

さらには、地域を元気にするため「こども食堂」の活動も展開しているのです。

新徳島拉麵 まる徳ラーメン 福山曙店の特徴や魅力などについて、紐解いていきましょう。

道順を確認

アレンジ系徳島ラーメンを中心にさまざまなラーメンを提供

まる徳 曙店は、福山市曙町にあるラーメン店です。

本店は大阪府堺市にあり、曙店はのれん分け店となります。

まる徳は「新徳島拉麵」を冠しているように、徳島県の名物・徳島ラーメンが看板メニューです。

福山市内で唯一、本格的な徳島ラーメンが味わえる店（取材時点=2023年）として親しまれています。

しかも徳島ラーメンは、まる徳ならではのアレンジがされたオリジナル徳島ラーメンです。

「”新”徳島拉麵」と名乗っているのは、そのため。

「まる徳」「ガチ徳」「ガチ徳RED（レッド）」などの種類があります。

さらに新徳島ラーメン以外にも、油そばや醤油ラーメン、つけ麺など、とても幅広いラインナップです。

まる徳 曙店の店内の席はカウンター席のほか、テーブル席もあります。

さらに座敷もあるので、子連れやご年配のかたと一緒に来店しても安心ですね。

またまる徳 曙店では、「こども食堂」の企画をしています。

地域の子たちの居場所づくりとして開催しており、親・子の双方から好評です。

まる徳 曙店のメニュー

まる徳 曙店の看板である徳島ラーメン。

徳島ラーメンは、徳島の茶系・鳴門の黄系・小松島の白系などにわかれますが、まる徳の新徳島ラーメンは茶系がベースです。

まる徳ならではのオリジナル徳島ラーメンは、「まる徳ラーメン」「ガチ徳ラーメン」「ガチ徳RED」の3種です。

いずれも、徳島ラーメンの特徴である醤油豚骨スープで、具材に甘辛く煮た豚バラ肉が入っています。

「ガチ徳RED」は、ガチ徳ラーメンに数種の辛味料をブレンドして加えているラーメンです。

またまる徳 曙店では徳島ラーメン以外にも、いろいろなラーメンがそろっています。

「油そば」は看板のまる徳・ガチ徳ラーメンに迫る人気で、リピート率が非常に高いメニューです。

油そばには「黒ごま」「肉マヨ」「マヨ唐」の3種類があります。

また、おもに若者に熱狂的な支持されているのが「ガチMAX」。

いわゆる「二郎系」と呼ばれるラーメンです。

ガチ徳ラーメンのスープをさらに濃くし、麺は太麺を使用。

ラーメンの上には豚バラ肉のほか、モヤシ・キャベツ・ネギ・ニンニクなどの野菜が山のように盛りつけられている、ボリューム満点なラーメンです。

豚バラ肉は通常の二郎系にはない、まる徳のオリジナルです。

ほかにもシンプルな醤油ラーメン、指宿（いぶすき）産カツオ節を超極薄に削った鰹節を堪能できる「極001鰹ラーメン」、中太麺を濃厚魚介スープで楽しむ「つけ麺」など、多数ラインナップ。

さらにギョーザや鶏のから揚げ、丼ものなど、サイドメニューも充実しています。

「お子様ラーメン」や「おにぎりセット」など、小さな子向けのメニューもありました。

生卵は2個無料！昼はライス1杯無料！お得なサービスランチも

徳島ラーメンといえば、生卵トッピングが定番です。

まる徳 曙店では、なんと生卵が1人2個まで無料！

これは非常にうれしいサービスですね！

もちろん、生卵は徳島ラーメン系のメニュー以外にも入れてOK！
ごはんにかけて、卵かけごはんにするのもありです。

さらに、午前11時〜午後3時のあいだはライスが1杯無料で注文できます。
大盛の場合は50円です。

徳島ラーメンは、ラーメン+ライスで食べるのが人気。
甘辛いスープや豚バラ肉は、ごはんとの相性抜群です。

生卵同様に、ランチタイムでライス1杯無料サービスなのは、とてもうれしいではありませんか！

また午前11時〜午後3時のあいだには、各種サービスランチがラインナップ。

午後5時以降には、お得な夜限定セットメニューも登場します。

イチオシメニュー、人気のメニューの紹介

徳島ラーメンをはじめ、たくさんのラーメンがラインナップするまる徳 曙店。

そのなかから店のイチオシメニューや、人気のメニューを紹介します。

ガチ徳ラーメン

「ガチ徳ラーメン」（並 850円、大 1,000円）はまる徳 曙店の看板メニューのひとつで、人気のあるラーメンです。

徳島ラーメンによくある醤油豚骨スープをベースに、濃厚豚骨を加えて、より濃厚でコッテリ感を増した味わいに仕上げています。

具材はメンマ、ネギに加え大きな海苔が1枚、さらに中央には味付け玉子。

そして徳島ラーメンの特徴である、甘辛く煮た豚バラ肉が入っています。

豚バラ肉は思ったより多めに入っていて、お得だと思いました。

麺は中細で、縮れがあります。

スープは茶色い色をしていて、すすってみると醤油豚骨スープならではの甘味と塩味、奥深い味わいを感じました。

さらに、かすかなピリ辛さもあり、アクセントになります。

これは、ごはんとの相性抜群です。

ここに甘辛い味わいの豚バラ肉が加わると、ごはんが止まりません。

海苔もスープにシッカリと浸し、ごはんとともに食べるのがおすすめ。

そしてついに、無料の生卵を落としました。

肉や麺、スープと卵をシッカリとからませます。

とくに甘辛い豚バラ肉に卵とスープをからませるとおいしく、ごはんが進むのです。

まる徳 曙店はメニューが多いですが、ぜひ最初はガチ徳ラーメンを食べてほしいと思いました。

まる徳ラーメン

「まる徳ラーメン」（ミニ 730円、並 850円、大 1,000円）は、ガチ徳ラーメンと並ぶまる徳 曙店の看板メニューです。

徳島ラーメンをアレンジしたもので、1・2位を争う人気があります。

具材もガチ徳とは違っていて、中央に生タマネギ・ニンジン・モヤシが盛りつけられているのが特徴。

さらにガチ徳には入っていない、チャーシューが入っています。

ネギ、メンマはガチ徳と同じで、甘辛く煮た豚バラ肉。

チャーシューとともに豚バラ肉も入っているのは、非常にうれしいですね。

ガチ徳に入っている海苔と味付け玉子は、まる徳には入りません。

また、麺はガチ徳と同じ中細で縮れがあります。

スープをすすると、その瞬間にほんのりと魚介の風味がし、醤油豚骨の甘味と塩味が感じられます。

魚介の風味や背脂などで、たしかにガチ徳のスープよりまろやかな味わいです。

スープの色もガチ徳のスープより、やや焦茶色寄りでした。

そこに生タマネギやニンジンなどの野菜のシャキシャキ感・みずみずしさが加わると、まる徳ラーメンならではの味わいを楽しめます。

チャーシューは甘辛い味わいがシッカリと染みていて、おいしいです。

豚バラ肉もガチ徳と同じく、タップリと入っていて食べごたえがあります。

途中で生卵を割り落とし、麺や肉、スープなどとシッカリと絡ませて食べると最高においしいです。

まる徳ラーメンは、徳島ラーメンならではの甘辛い味を楽しみながらも、あまり濃すぎないのが好みだというかたにおすすめだと思います。

なおまる徳ラーメンには、ガチ徳にはない「ミニサイズ」があるのもポイントです。

肉マヨ油そば

まる徳 曙店で看板メニューのガチ徳・まる徳に迫る人気があるのが、「油そば」です。

油そばは3種類ありますが、そのなかでも「肉マヨ油そば」（ミニ 900円、並 1,000円、大 1,200円）がおすすめ。

麺の下には少量のタレが入っており、全体をシッカリと混ぜ合わせ、麺や具材とタレを絡ませて食べます。

具材はネギに大きな海苔が1枚、タップリのそぼろ、徳島ラーメンと同じ甘辛く煮た豚バラ肉が入っています。

豚バラ肉の量も多めです。

肉の上にはマヨネーズがかかり、さらにその上から黒コショウがかけられていました。

全体をよく混ぜこんで食べます。

麺は、極太麺です。

タレは濃い焦茶色をしていますが、甘辛い味わいで、意外と濃すぎません。

そのタレが麺にシッカリと絡んで、麺を黒く染めます。

麺はモチモチとした弾力ある食感で、タレの甘辛い味わいが絡み、豚バラ肉やそぼろの濃く甘辛い味。

そしてマヨネーズのコッテリした味わいと、黒コショウのピリリとした風味がしてきます。

途中で温野菜を摘まんで、口内をリセットしつつ、アッという間に平らげました。

スープが少ない分、麺や具材のボリュームがあり、お腹がいっぱいになります。

ごはんを注文し、残りダレに投入するのもおいしいのではないでしょうか。

極001鰹ラーメン

「極001鰹ラーメン」（1,100円）は、まる徳 曙店だけのオリジナルラーメンです。

名前のとおり、カツオの風味を堪能できるラーメンです。

提供されるとき、ラーメンに具材は入っていません。

いっしょにタップリのカツオ節と、ネギ、メンマ、香味油が付いてきます。

それらを好みでラーメンへ入れながら、食べ進めていきます。

極001鰹ラーメンのスープは、やや澄んだ焦茶色。
麺は、細めのストレートです。

カツオ節は向こうが透けて見えるほど薄く、半透明のような薄ベージュ色をしていて、非常に美しい。

そしてカツオのよい香りが、フワッと感じられます。

カツオ節をひとつまみ、ラーメンに載せてみます。

スープを吸って、トロトロになっていきました。

スープはアッサリとした醤油味で、スッキリとした味わい。

スープとカツオ節とともにすくい上げ、口に含ます。

アッサリとしたスープの醤油風味とともに、カツオの香り高い風味が一気に広がります。

さらにカツオは、トロトロッとまるでとろけるかのような舌触り。

いままでカツオ節を食べて、味わったことのない舌触りです。

スープ、カツオ節を麺とともにすすると、さらにおいしさ倍増。

途中で付属の香味油を垂らすと、味が変化して楽しめます。

また、ごはんを追加注文して、ごはんの上にカツオ節を載せて醤油をかけて食べるのもおいしいです。

さらに生卵を落としてもいいでしょう。

カツオ節はタップリと提供されるので、いろいろな楽しみかたができます。

極001鰹ラーメンはカツオ好きにはもちろん、アッサリしたラーメンが食べたい人にもおすすめです。

オリジナルの徳島ラーメンを中心にバラエティー豊かなラーメンがラインナップする、新徳島拉麵 まる徳ラーメン 福山曙店。

運営する株式会社OGAMOCCA（おがもっか）の代表取締役・叺田靖治（かますだ やすはる）さんに話を聞きました。

インタビューを読む