ドライバーの労働条件を改善するため、中国運輸局は21日、荷物の依頼主などの監視を強化する専門部隊、「トラックGメン」を発足させました。

「トラックGメン」には、中国運輸局に勤務する職員13人が、任命されました。

トラックドライバーの時間外労働をめぐっては、2023年4月から、年間960時間と新たに上限が設けられ、労働環境の改善が急がれています。

「トラックGメン」は、トラック事業者からのヒアリングをもとに、運賃の不正な据え置きや、長時間、ドライバーを拘束させる疑いのある、荷主や元請事業者への監視を強化します。

トラックGメン

「物流が滞らないよう、公平・公正かつ丁寧に職務に励むことを宣誓します」中国運輸局 益田浩 局長
「労働環境の改善・取引環境の適正化に、地元に密着しながら、原因や解明に努めていきたい」

「トラックGメン」は、疑いのある事業者に対し、改善への「働きかけ」や「要請」を行い、改善されない場合は、「勧告・公表」するとしています。

また、8月1日には、「トラックGメン」についての説明会が、オンラインで開かれます。中国5県のどこからでも、参加することができます。詳しくは、中国運輸局の特設ページ「トラックGメンに関するオンライン説明会」をご覧ください。