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【くるまのニュース】借りた車なのに… 「代車」で事故発生! 「自分の」保険でカバーはできる? 実は「特約」に自動で加入しているケースも/2023.08.30

【くるまのニュース】

2023.08.30

車検や修理で代車を借りる人も多いでしょうが、もし代車で事故を起こしてしまったらどうなるのでしょうか。

代車の事故は補償される?

クルマを車検や修理に出すときには、ディーラーや修理業者などから代車を借りることがあります。

もし代車を借りている間に事故を起こして傷をつけてしまったら、その修理費や事故相手への支払いなどはどうなるのでしょうか。

やっちゃった… 代車での事故、どうする?(画像はイメージ)

クルマを車検や修理に出す時に、ディーラーや修理業者が保有するクルマを「代車」として借りることがあります。

借りたクルマであるため、いつも以上に慎重に運転するという人もいるかもしれませんが、もし代車で事故を起こして傷をつけたり損傷してしまった場合、その修理費用は借りた側のユーザーが支払う必要があります。

自分の運転ミスで傷をつけてしまった時だけでなく、こちらの過失がゼロの事故に巻き込まれてしまった場合でも、基本的には修理費用を負担しなければなりません。

代車の状況によっては、年式が古く走行距離の長いクルマなど、廃車に近いクルマで修理しない場合などは、修理費用を免除してもらえる可能性があるほか、傷の程度が軽微であることから修理不要と言ってもらえることもありますが、あくまで業者側の厚意であり、原則的には修理費用の支払いが必要だと認識したほうがいいでしょう。

もし損傷の程度が激しく、高額の修理費用が発生してしまうと大変ですが、自動車保険の任意保険に加入していれば、「他車運転特約」(他車運転危険補償特約とも)が使える可能性があります。

他車運転特約は一時的に借りて運転する他のクルマを自分のクルマとみなして補償するという内容で、大手保険会社の商品では自動セットされていることも多い特約です。

代車の修理費用のほか、自分のケガの治療費や、事故の相手がいる場合には相手方のクルマの修理費用やケガの治療費など、こちらが負担すべき部分について保険で対応してくれます。

ただし、他車運転特約を使って補償を受けると、自分のクルマの事故で保険を使った時と同様に「等級ダウン事故」となるため、多くの場合は翌年以降の自動車保険の保険料が高くなります。

そのため、傷の程度が軽く、修理費も低額で済むようであれば、自分で支払ってしまったほうが長期的にはお得になることもあるため、保険を使う前に金額を確認しておくことが大切です。

※ ※ ※

なお、代車自体に保険がかけられている場合はそちらを使うこともできますが、保険の利用にあたり代車の借り主に免責金額を設けているケースや、ディーラーや修理業者によっては、優先的に自身の自動車保険を使うことを定めている場合もあります。

そういった場合は借り主および事故の当事者として、これらの規定に従わなくてはなりません。


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