【financial】
2023.10.03
そこで今回は、固定電話を解約すると、いくらの節約になるのかを解説します。
固定電話にかかる費用
固定電話は一般的に、「一時払い金」「基本料金」「通話料」の3つの費用がかかります。「一時払い金」は、申し込み時に必要な費用で、契約料や工事費などが含まれます。
このなかで、毎月かかる費用は「基本料金」と「通話料」です。「基本料金」は、通話量にかかわらず毎月一定額を支払う必要があり、会社やプランによって異なります。住宅用と事務用に分けられ、住宅用のほうが安い傾向にあります。住宅用の基本料金の費用相場は、1700〜2200円です。
「通話料」は、電話をかける相手や時間帯によって異なります。NTTの場合、3分間の通話では、市内であれば通常9.35円、市外は44円~です。ソフトバンクの場合では、固定電話あてならば、3分一律8.789円と、会社によっても差があります。
固定電話を解約することでいくら節約できるのか
実際に固定電話を契約している場合で、解約することでいくら節約ができるのかを見てみましょう。
NTTの固定電話の基本料金で、一番安いプランは「加入電話ダイヤル回線用:1595円」です。このプランで契約していた場合、電話を使用しなくても、1年間で1万9140円かかります。
固定電話を解約することで、年間で約2万円の節約が見込めます。プランによっては、上記以上の節約が期待できるかもしれません。
年会費 (税抜) | 発行期間 | ポイント還元率 |
---|---|---|
無料 | 最短5分 | 0.5% |
ETC (税抜) | 移行可能マイル | 電子マネー |
無料 | JALマイル | WAON |
固定電話を使うメリット
固定電話を解約することで、毎月の固定費削減に効果が期待できますが、使用し続けることで、以下のメリットもあります。
●スマートフォンよりも通話料が安い
●FAXが利用できる
●災害時につながりやすい
●スマートフォンの電話番号を知らせなくてすむ
●セキュリティー効果が高い
固定電話は電話回線を利用しているため、電波の影響を受けにくく、災害時でもつながりやすいとされています。さらに、インターネット経由によるウイルス感染やサイバー攻撃などを受ける心配がなくなるため、高いセキュリティー効果で安心して使用可能です。
また、スマートフォンよりも通話料が安いため、通話の使用頻度が多い場合は、固定電話を使うことで、月々の通話料を抑えられます。
まずは自分たちのライフスタイルに合わせて、固定電話の必要性を考えてみましょう。会社によっては、インターネット回線やスマートフォンと、固定電話をセットで申し込むと、割引されるプランを用意しているところもあります。固定電話を使用したい人や、プランを見直したい人は、複数の会社を比較するとよいでしょう。
固定電話を使用していない場合は解約することで節約できる
固定電話は、使用しなくても、毎月一定額の基本料金がかかります。普段通話していないにもかかわらず、過去に契約したままの人は、解約することで、月に2万円ほどの節約ができるかもしれません。
しかし、固定電話を使うことでのメリットもあるため、ライフスタイルに合わせて、解約するかどうかを考えてみましょう。
出典
ソフトバンク株式会社 おうちのでんわ
西日本電信電話株式会社 基本料金
東日本電信電話株式会社 固定電話から固定電話への通話料金
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー