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【kuruma】冬はガソリンの減りが早くなるってホント? ボタンひとつで改善できる!?「燃費悪化」を防ぐ方法とは?/2024.01.06

【kuruma】

2024.01.06

寒い冬は燃費が悪化しやすい季節だといいますが、一体なぜなのでしょうか。また、どのようなことに気をつければ良いのでしょうか。

冬は夏よりも30%燃費が悪化するというデータも!?

クルマの燃費は季節によっても違いがあり、特に冬はガソリンが減るのを早いと感じる人がいるかもしれません。

冬に燃費が悪化するのはいくつかの理由があるといいますが、燃費を悪化させないためにはどうすれば良いのでしょうか。

冬はガソリンがすぐに減る!?

燃費の悪化を防ぐためには、普段から急加速や急減速など「急」のつく運転を避けることや、タイヤの空気圧やオイル交換など適切なメンテナンスをおこなうことが大切です。

一方で、日頃からエコな運転やメンテナンスを意識していても、季節的な要因が燃費に影響することもあります。

財団法人省エネルギーセンターによる燃費データの季節変動に関する調査によると、温暖地では冬場の燃費に大きな差はない一方、寒冷地では冬場の月別燃費の差が30%弱に達するといいます。

考えられる原因は、暖房を使用するためのアイドリングの増加や、外気温が低いことからエンジンが温まるまでに使用する燃料が増加すること、雪道の走行による燃費の悪化などです。

特に、寒冷地では冬場にスタッドレスタイヤの装着が必要不可欠になりますが、スタッドレスタイヤは夏用タイヤよりも燃費が悪化しやすいと言われています。

スタッドレスタイヤは、積雪路面や凍結した路面にしっかりとグリップするようにタイヤのゴムが夏用タイヤよりも柔らかく作られているため、路面との接地面が広く、摩擦が増えることが燃費悪化の要因です。

燃費悪化を防ぐ方法として有効なのが、エアコンの「A/C」ボタンをオフに切り替えることです。

エアコンの操作パネルにあるA/Cのボタンは、エアコンのオン・オフを切り替えるボタンで、オフにすると「送風」として使用することができます。

クルマのエアコンには冷房、暖房、除湿の3つの機能がありますが、暖房機能はクルマのエンジンの熱を利用して温めた風を車内に送り込むことができるため、A/Cオフの状態でも十分に暖かい風が出てきます。

ただし、A/Cをオフにしていると除湿機能が働かず、雨や雪の日など湿度の高い時には車内の窓ガラスが曇りやすくなるため、晴れていて乾燥している日はA/Cオフ、雨の日など湿度が高く車内が曇りやすい日には安全のためにもA/Cをオンにするなど切り替えると良いでしょう。

ほかにも、暖機運転など不要なアイドリングを減らすことも有効です。

暖機運転とは、エンジン始動後にすぐに走行するのではなく、エンジンが暖まるまでアイドリング状態で待機したり、走り始めから一定時間は激しい操作を控えて運転することをいいます。

かつては冬の寒い日には暖機運転が必要でしたが、最近のクルマは基本的に暖機運転が不要で、エンジン始動後すぐに通常の走行を始めても問題ありません。

一方で、屋外の駐車場を利用している場合、冬場はフロントガラスに霜が降りてしまう日もあり、アイドリング状態でエアコンの風をフロントガラスに当てる「デフロスター」をオンにして、霜を溶かしているという人もいるかもしれません。

アイドリングの時間を短くするためには、カー用品店などで販売されている解氷剤や、霜取り用のスクレーパーを使用すると良いでしょう。

※ ※ ※

冬は寒冷地などでは環境的要因で燃費の悪化が避けられない面もありますが、エアコンのオン・オフの適切な切り替えや、暖機目的のアイドリング時間の短縮など、工夫によって燃費悪化を防ぐことが可能です。

また、季節的な要因に関わらず、普段から「急」のつく運転操作を避けることや日常のメンテナンスなど、燃費を意識した基本的な行動も大切です。


 

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