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【NHK】新型コロナ インフルエンザ ともに患者数増加 感染対策徹底を/2024年1月26日

【NHK】

2024年1月26日

1月21日までの1週間に全国の医療機関から報告された新型コロナウイルスの患者数とインフルエンザの患者数がともに前の週から増加していて、厚生労働省は「手洗いや、こまめな換気を行うなど引き続き対策を徹底してほしい」などと呼びかけています。

新型コロナ患者数 1医療機関当たり12.23人 全都道府県で増加

厚生労働省によりますと、1月21日までの1週間に全国およそ5000の医療機関から報告された新型コロナの患者数は、前の週から1万6090人増えて6万268人となりました。

また、1つの医療機関当たりの平均の患者数は12.23人で、前の週の1.36倍となりました。

前の週から増加が続くのは9週連続で、1医療機関当たりの平均患者数が10人を超えるのは、去年9月以来です。

都道府県別では多い順に
▼福島県が18.99人
▼茨城県が18.33人
▼愛知県が17.33人
▼大分県が17.16人
▼佐賀県が17.05人
などとなっていて、すべての都道府県で前の週より増加しています。

能登半島地震の影響で、新型コロナの患者数を報告することになっている石川県の48の医療機関のうち、能登北部の4か所からの報告は含まれませんが、石川県は14.33人で前の週より増加しました。

1月21日までの1週間に、全国およそ500の医療機関から報告された新たに入院した患者の数は3462人で、前の週と比べて600人増加しました。

新たに入院した患者数は、現在の集計方法を始めた去年9月下旬以降最も多くなりました。

厚生労働省は全国の流行状況について、「すべての都道府県で患者数が増え、感染拡大が続いている。手洗いや、こまめな換気を行うなど引き続き対策を徹底してほしい」としています。

専門家「増加のペース上がった インフル同時流行も心配」

感染症に詳しい東邦大学の舘田一博教授は、新型コロナウイルスの感染状況について、「患者の数は、緩やかな増加が続いていたが、今回の集計で、かなり増加のペースが上がった印象を受ける。今後、1週間から2週間で患者の数がどう増加するか、いつ感染拡大のピークを迎えるのか、注意する必要がある」と話していました。

また、「患者の数は、去年夏の『第9波』のピーク時に及ばないが、医療機関から報告される新たに入院した患者の数は、『第9波』のピーク時とすでにほぼ同じ水準になっていることに注意が必要だ。実際に私がいる大学病院でも、入院患者が増えている。感染していても検査を受けていない人がいて実際の感染者はもっと多い可能性がある」と指摘しました。

その上で、「インフルエンザとの同時流行も心配な状況で、2月にかけてはいま一度、気を引き締めて、できる範囲の感染対策に当たって欲しい。特に高齢者や免疫不全の患者は重症化しやすく、入院につながってしまうので、最後のワクチンの接種から4か月以上たった人はできるだけ早めに追加接種を受けるべきだ。また、若い人たちも高齢者などに感染を広げてしまうリスクを考えてワクチン接種を検討することが大事だ」と話していました。

インフルエンザ患者数17.72人 前週の1.36倍(1医療機関当たり)

国立感染症研究所などによりますと、1月21日までの1週間に全国およそ5000か所の医療機関から報告されたインフルエンザの患者数は8万7318人で、1医療機関当たりでは17.72人と前の週よりも4.73人増え、1.36倍になりました。

データをもとに推計されるこの1週間の全国の患者数はおよそ61万7000人となり、去年9月4日以降の今シーズンの累積の患者数はおよそ1221万7000人と推計されています。

沖縄県で警報レベル 41都府県で注意報レベル

1医療機関当たりの患者数を都道府県別にみますと、
▽沖縄県が最も多く32.33人で、「警報レベル」の30人を超えました。

また、
▽宮崎県が27.81人、
▽福岡県が25.85人となっているほか、
▽愛知県が22.71人、
▽大阪府が19.23人、
▽東京都が16.24人などと、
41の都府県で10人を超える「注意報レベル」となりました。

前の週と比べると、
▽兵庫県は1.7倍、
▽佐賀県は1.67倍、
▽京都府は1.66倍などと、
42の都府県で増えていて、全国的に増加傾向となっています。

専門家「全国的に増加傾向に転じた」

東邦大学の舘田一博教授は、インフルエンザの感染状況について、「前回や前々回の集計では正月の影響で減少傾向となっていたが、全国的に増加傾向に転じている。例年は、1月末から2月にかけて感染拡大のピークを迎えることから、今後も増加傾向が続き、子どもや高齢者の患者も増えてくると考える必要がある」と話しています。

被災4県インフル患者数 いずれも前週上回り 注意報レベル超える

能登半島地震で大きな揺れを観測した各県では、1月21日までの1週間で1医療機関当たりのインフルエンザ患者の数がいずれも前の週を上回り、「注意報レベル」の10人を超えています。

 

石川県 13.44人(1医療機関当たり 一部医療機関で報告困難)

石川県で1月21日までの1週間に報告された1医療機関当たりのインフルエンザの患者数は、県全体で13.44人で前の週から3.21人増加しました。

保健所の管轄する地域ごとでは、
▽金沢市が15.06人、
▽石川中央が14.09人、
▽南加賀が11.8人、
▽能登中部が11人、
▽震度7を観測した輪島市、震度6強を観測した珠洲市、穴水町、能登町を含む能登北部が10人でした。

石川県では地震の影響で、調査の対象となっている医療機関の一部でインフルエンザなどの患者数の報告が困難になっていて、能登北部は医療機関1か所のみの報告となっています。

富山県 16.6人

このほか、この地震で大きな揺れを観測した富山県、福井県、新潟県では、通常どおり、感染状況が発表されています。

それによりますと、富山県で1月21日までの1週間に報告された1医療機関当たりのインフルエンザの患者数は、県全体で16.6人で前の週から4.56人増加しました。

保健所の管轄する地域ごとでは、
▽富山市が23.06人、
▽高岡が16.46人、
▽中部が15.8人、
▽新川が9.86人、
▽砺波が9.43人でした。

福井県 16.59人

福井県では、1医療機関当たりの患者数は、県全体で16.59人で、前の週から3.44人増加しました。

保健所の管轄する地域ごとでは、
▽丹南が23.25人、
▽福井市が18.17人、
▽二州が16人、
▽坂井が15.6人、
▽奥越が12.75人、
▽若狭が8.33人、
▽永平寺町を管轄する福井が4.5人でした。

新潟県 13.69人

新潟県では、1医療機関当たりの患者数は、県全体で13.69人で前の週から4.12人増加しました。

保健所の管轄する地域ごとでは、
▽魚沼が30.33人
▽新津が22.67人
▽柏崎が20.6人
▽震度6弱を観測した長岡市などを含む長岡が15.69人
▽上越が14.88人
▽新潟市が13人
▽南魚沼が12.67人
▽新発田が11.86人
▽村上が10.67人
▽三条が10人
▽十日町が8.33人
▽糸魚川が3.67人
▽佐渡が3.67人でした。

専門家「被災地はインフル・コロナとも増加 クラスター疑いも」

東邦大学の舘田一博教授は、「被災地では、正確な感染者数の把握が難しくなっているが、報告されているデータではインフルエンザだけでなく新型コロナも増加していて、一部の地域ではクラスターの発生が疑われるようなデータにもなっている。避難所では、そのデータ以上に感染が広がっている可能性もあり、マスク着用など、基本的な感染対策を徹底してほしい」と話しています。

 

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