【kuruma】
2024.02.11
クルマのメーターに表示される「驚いた壺」のようなマークは、一体どのような意味をもつのでしょうか。解説します。
さすがに難しい?「驚いた壺」の意味とは
クルマのメーターパネルには様々な警告灯が表示されますが、この中には「壺の中にビックリマーク(!)」が入ったようなデザインのものがあります。
気温が寒い時期に点灯した経験のある人が多いというこの警告灯。一体どのような意味で、何か対応は必要なのでしょうか。
この壺が驚いたような警告灯の正式名称は「タイヤ空気圧警告灯」といって、じつは壺のような形状は「タイヤの断面図」を表したもの。
タイヤの空気圧が規定値を下回ったり、空気圧の警報システムにトラブルが生じたときなどに点灯し、ドライバーに異常を知らせる役割を持っています。
このタイヤ空気圧警告灯が点灯する要因としては、タイヤに異物が刺さるなどによる空気漏れだけでなく、外気温の低下による影響で空気圧が下がり警告灯が点灯することもあります。
こうして単に空気圧が下がっただけであれば、タイヤの空気圧を規定値に調整すれば警告灯も再び消灯します。
ガソリンスタンドやカー用品店などでは備え付けの「空気充てん機」を利用することができるため、最寄りの施設に訪れて早めに対処すれば問題ありません。
しかし、適正な空気圧に調整せず規定の空気圧よりも低い状態で走行し続けた場合、タイヤがたわんでタイヤの表面が波打つ「スタンディングウェーブ現象」を発生させる可能性も。
また、たわんだタイヤが加熱し急速にゴムの劣化が進むことで、走行中にタイヤが破裂する「バースト」を引き起こす恐れもあるので、タイヤの空気圧が規定より低い状態で走行し続けることは非常に危険といえるでしょう。