【bike】
バス専用レーンをバイクで走ることは、基本的には禁止されています。しかし例外のケースはいくつかある模様。では、どのようなケースの時にバス専用レーンを走ることができるのでしょうか。
意外と走れる機会は多い?路線バス専用道路の正しい走り方
バイクで街中を走っていると、時々バスレーンに遭遇することがあります。バスレーンは、交通量の多い場所でよく見られ、路線バスが渋滞にハマらず円滑に運行するために役立っています。
バスレーンにはバス優先レーンとバス専用レーンの2種類があり、両者には大きな違いがあります。
バス優先レーンは、その名の通り、バスが優先通行できる車線です。バイクやクルマはこのレーンを通行することができますが、後ろからバスがきた場合はできるだけすみやかに進路を譲る必要があります。
また、渋滞している時のように、すぐにバス優先レーンの外に出ることができないことが想定される場合はバス優先レーンを走行することはできません。
一方、バス専用レーンは、バス「専用」レーンという名前の通り、基本的にはバス以外の自動車が走ることは禁止されています。また、バス専用レーンがある場合、基本的に路線バスはバス専用レーンを通行する必要があります。
しかし、そんなバス専用レーンをバイクが走っているのを見かけることがあります。バス専用レーンとはいっても、例外的に走行できるケースはいくつかあるようです。
では、どのような場合にバス専用レーンを走行することができるのでしょうか。
まず考えられるのが、バス専用レーンが指定する時間外の場合です。バス専用レーンは、終日設けられる場合と時間帯を指定して設けられる場合があります。後者の場合、指定された時間帯以外ではバス以外の車両もバス専用レーンを走行することが可能です。
例えば、ラッシュ時間帯の混雑を避けるために設置されたバスレーンの場合、ラッシュ時間帯以外ではバイクもクルマも通行可能となっています。バス専用となっている時間帯は標識や路面標示で確認することができるので、バス専用レーンを通行する前に必ず確認するようにしましょう。
また、左折する場合にもバス専用レーンに進入することができます。バス専用レーンに進入して左折する場合、左折する場所の30mほど手前で、通常の車線変更と同じように進入するように定められています。左折するからと言って30mよりもさらに手前でバス専用レーンに進入することはもちろん許されていないので注意しましょう。
そのほか、バス専用レーンの補助標識によって、バス専用レーンを通行できる車両としてバスだけでなく二輪やタクシーも指定されていることもあります。補助標識で二輪が指定されている場合は、規制時間帯かどうかに関わらずバイクで走行することが可能です。
これらの例外を除き、バス専用レーンをバイクで走行することは原則禁止されています。万が一取り締まられてしまうと通行帯違反となり、バイクの場合は6000円の反則金と違反点数1点が科されます。
また、原付はそもそも、自転車等の軽車両、小型特殊自動車とともにバスレーンの規制対象外となっています。原付は右折時などを除き、第一通行帯を走ることが定められているため、バスレーンが左側にある場合は必ずバスレーンを走行する必要があります。
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このようにいくつかの例外的なケースにおいては、バス専用レーンをバイクで走行することができます。いつ走行していいのか、また、いつ走行してはいけないのかを頭に入れて、適切な車線選びをできるよう心がけましょう。