【gourmetbiz】
2024/06/13
フライパンや鍋のセットでよく見かける強化ガラス製のフタ。強化ガラスは、普通のガラスに比べて3~5倍の強度を持ちます。
しかし、独立行政法人国民生活センターは「急加熱や急冷却をきっかけに割れることがあります」と警告しています。
このような事故は日常の料理の場面でも起こり得る「実は本当に危ない」うっかり行動があるようです。
実際にどのような場面で割れてしまうのでしょうか?
■調理中にまさかの事故も
独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE)は、「調理時は、鍋ぶたが直接炎に触れないようにしてください」と注意喚起したうえで、強化ガラス製の鍋ぶたが破壊に至るまでの再現映像を公開。
調理中、鍋のフタを外して調味料を入れたり、かき混ぜたりすることがありますよね。
その際に、フタの置き場所に困ってコンロの火が直接あたる場所に置くのはNG。
鍋からフタをずらして調理している際に、鍋底からはみ出た火がフタに当たるのも避けるべきです。
鍋フタに直接炎が当たると、ガラス表面にクラック(亀裂)が生じます。もろくなった鍋フタを使用していた場合、クラックが伸展し、突如破裂する可能性があるのです。
■鍋は「こんろの中央」、「鍋の底面より大きくならない」火力で
このような事故を防ぐために、独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE)では「調理時は、鍋をこんろの中央に置き、炎が鍋の底面より大きくならないように火力を調整してください」と呼びかけています。
割れにくいイメージがある強化ガラス製のフタですが、急加熱や急冷却により割れることがあるという特性を理解して使用するようにしましょう。
※情報は掲載時点のものです。
<文・編集:GourmetBiz編集部>