気づこう、アンコンシャス・バイアス(無意識の思い込み、偏見)
「アンコンシャス・バイアス」って何?
普段の生活の中で、見たり聞いたり、または誰かと話したり、何かを感じたりした時に、無意識に「きっと〇〇だ」と思い込んだり、決めつけたりすることはありませんか?
自分では気付いていない思い込みや偏ったものの見方を「アンコンシャス・バイアス」と言い、何げない発言や行動として現れます。
アンコンシャス・バイアスは、これまで培ってきた経験や知識、育った環境、周囲から見聞きしたことに影響を受けて自然に刷り込まれた、誰にでもあるものです。これは、あらゆるものを「自分なりに解釈する」という脳の機能によって引き起こされるものです。
例えば、次のようなことを思った経験はありませんか?
○血液型で性格を想像することがある。
○「親が単身赴任中」と聞くと、父親を思い浮かべる。
○営業職と聞くと、男性をイメージする。
○「男らしく」「女らしく」と思うことがある。
○挑戦する前に、「自分には無理」と思うことがある。
ここに挙げたことは、日常や職場で見られるアンコンシャス・バイアスとなる可能性があることの一例です。「無意識の思い込み」であるが故に、そこから生まれた言動が知らず知らずのうちに相手を傷つけたり、相手や自分自身の可能性を狭めたりすることにつながります。
まずは気付くことから始めましょう。
アンコンシャス・バイアスは私たちの周りにあふれていて、誰にでもあります。ただ、あること自体が悪いわけではなく、完全になくすこともできません。
問題なのは、自分では気づかないうちに「決めつけ」たり「押しつけ」たりしてしまうことなのです。
自身の日頃の行動に潜むアンコンシャス・バイアスに「気付く」ことが大切です。
「どうせ無理だ」「みんな〇〇だ」「こうあるべきだ」といった言葉に気付いたら「もしかしてアンコンシャス・バイアスかな?」と一度立ち止まり、自分自身の心を客観的に見つめ直してみましょう。
アンコンシャス・バイアスへの気付きは、多様性を認め合う社会を実現するための第一歩です。
〇「アンコンシャス・バイアス」啓発動画配信中です。
是非ご覧ください。(※YouTubeサイトへ接続されます。)
〇福山市人権啓発リーフレット掲載ページ
(2024年度は「アンコンシャス・バイアス」がテーマです。)
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