​フレイルとは加齢に伴い、筋力や心身のバランスが低下している状態のことをいいます。
フレイルは身体機能の低下や低栄養状態、社会とのつながりの減少など様々な原因が重なりあって起こると言われています。
また、加齢とともに起こる目や耳の機能の低下などの身体の変化も、フレイルの原因になることがあります。

10月10日は「目の愛護デー」。目や耳のことを気にかけていますか？

今年度のテーマは「アイフレイル　早期予防で明るい未来を　眼科専門医はあなたの眼の健康をサポートします」です。
これを機に、目や耳を含めた自分の身体の状態をチェックしてみましょう。

目について

あなたの目の見え方は大丈夫？

普段から見えにくさを感じていませんか。
40歳代から加齢による目の衰えや、紫外線などの刺激によって目の機能が低下します。
また、目の不快感や見えにくさを放置することで、さらに目の機能が低下します。
目の機能が低下すると、移動や外出が不安になり、外に出る機会が減ることで、フレイルのリスクが高まります。

やってみましょう！見え方チェック​

（福山市政策顧問　大内尉義先生監修）

1つでも当てはまれば、フレイル状態につながる恐れがあるため、早めに眼科に相談しましょう。
早めの受診は、進行を遅らせ症状を和らげることにつながります。
また、定期的に目の健康を振り返り、快適な見え方を維持しましょう。

耳について

あなたの聞こえは大丈夫？

聞こえにくさを感じていませんか。
40歳代から高い音が聞こえにくくなり、60歳代から耳の聞こえにくさを感じるようになります。
実際に65～74歳の3人に1人、75歳以上の約半数は難聴に悩んでいると言われています。
また、聞こえにくさをそのままにしておくと、コミュニケーションがうまく取れず、社会とのつながりの減少や、危険の察知ができにくくなることでのフレイルのリスクが高まります。

やってみましょう！聞こえのチェック

（福山市政策顧問　大内尉義先生監修）

1つでも当てはまれば、フレイル状態につながる恐れがあるため、早めに耳鼻咽頭科に相談しましょう。
難聴はほとんどの場合、回復することはありません。
日常生活での注意点として、大音量でテレビを見たり、イヤホンで長時間音楽を聞かないように心がけて、静かな場所で耳を休ませる時間を作りましょう。
また、定期的に耳の健康を振り返り、快適な聞こえ方を維持しましょう。