先週は、札幌市で開催された全国市議会議長会フォーラムに出席しました。
第20回の節目となるフォーラムで、全国の各市議会から2,500名の市議会議員が参加しての開催でした。
今回のテ―マは、「議員の成り手不足にいかに対応すべきか」でした。
市議会といっても、札幌市議会のような政令指定都市の議会から人口二万程度の市議会まで、一くくりにすることは出来ません。
ただ、程度の差こそあれ多くの議会議員が地方自治に携わる醍醐味と、実際の報酬や活動費との狭間で悩んでいるのが実態です。
特に、市議会議員の殆どがいわゆる企業献金を受ける事が出来ないため、日々の議会活動や政治活動に係わる活動費用を、報酬から充当しています。
この度のフォーラムの旅費や研修費は、いわゆる政務活動費を充てていますが、地元での各種行事の参加費や冠婚葬祭に係わるものは、殆ど自費です。
また議員年金制度は、既に廃止されて13年余が過ぎており、引退後は生活保護に頼る事例も報告されています。
とはいえ、物価高が止まらない経済状況のなかで報酬を上げることは、簡単な事ではありません。
基調講演では、衆議院儀長を務められた伊吹文明先生の話がありました。
地方自治に携わって21年目になりますが、カギは住民のみなさんとの情報共有をより進めていくことで、まちづくりのプロセスやその最終決定に携わる議会や議員の活動を発信していくことがますます大切になっていることを痛感したフォーラムでした。
開催にあたり、札幌市議会の皆様に大変お世話になりました。
また、旧知の市議会議員の皆さんとも久々に再会出来て、沢山の刺激をいただきました。
さて、いよいよ9月入りました。
定例市議会が始まります。
心新たに臨みたいと思います✨
札幌市で開催された全国市議会議長会フォーラムに出席しました。
