福山市では,持続可能な公共交通の構築や交通弱者の移動支援,都市魅力の創出などのため,将来の自動運転社会を見据えながら,自動走行を始め,オンデマンドモビリティやグリーンスローモビリティなど,多様なモビリティによる新しい移動サービスの調査・研究や社会実装を進めています。
このたび,関係者や事業者向けのミニシンポジウムを開催いたしますので,お知らせします。
※ 詳細については本ページで随時公開します。
開催概要
開催日時
2021年(令和3年)3月26日(金曜日) 14時から15時30分まで
開催場所
- オンライン (使用ツール:Zoom)
- 会場(まなびの館ローズコム 4階小会議室3)
留意事項
- 現地会場(まなびの館ローズコム4階 小会議室3)は席に限りがあるため,オンラインでの開催を基本とします。
- Web参加方法,資料配布方法等については,お申込みいただいた方へ事前にお知らせします。
開催内容
1 はじめに
2 講演(各20分)
群馬大学 「自動車の自動運転の取り組み」
【講師】
群馬大学 次世代モビリティ社会実装研究センター
副センター長 小木津 武樹 さん
【概要】
大学時代から一貫して自動車の自動運転に関する研究活動を推進し,10年以上自動運転の研究開発に携わってきたアカデミア研究者が,自身の知見を軸とした独立的な立場で,自動運転の研究事例に基づき,自動運転が持つ可能性について解説しながら,当該分野を取り巻く現状と課題,今後の技術的方向性について論じます。
あいおいニッセイ同和損害保険株式会社 「自動運転とリスクコミュニケーション」
【講師】
- あいおいニッセイ同和損害保険株式会社広島支店
福山支社長 北原 崇義 さん - MS&ADインターリスク総研株式会社
研究開発本部 新領域開発部 次世代モビリティ室
主任コンサルタント 宇佐 祐樹 さん
【概要】
自動運転は地域の様々な課題解決につながると期待されていますが,事故への不安感などを持つ市民の方々も多く,また,事業者に対しては「社会的弱者への配慮」「リスク低減と説明責任」といった対応が求められています。このため,自動運転車両による社会実装に向けては,社会課題の解決と不安の解消に向けた「リスクコミュニケーション」を行うことが非常に重要な観点となると考えられます。
本講演では,MS&ADインターリスク総研が実施した消費者へのアンケートを通して,市民の方々が抱える不安感や事業者に求められる対応を確認し,それらを円滑に行うためのリスクコミュニケーションの概要や,コミュニケーションを阻害する要因を紹介します。また,それらの特徴を踏まえ,自動運転の社会実装に向けたリスクコミュニケーションのあり方についても考察します。
モネ・テクノロジーズ株式会社 「Mobility Innovation ~次世代運行サービスに向けて~」
【講師】
モネ・テクノロジーズ株式会社 事業推進部 事業推進課
課長代理 加藤 卓己 さん
【概要】
100年に一度の自動車産業の変革の時代,自動運転車両が注目をされる一方で高齢化に伴う様々な社会課題が顕在化をしてきています。
例えば,買い物困難者,免許返納者数,赤字のバス路線,学校統廃合,無医市町村…。
これらの課題が深刻化することにより,現在の生活サービスの維持がますます困難になってきます。
モネ・テクノロジーズでは,『持続可能なモビリティサービス』を提供するために,『医療×MaaS』や『町のデジタル化』とヒトの移動に限らず,モノやサービスの移動,そして社会全体の最適化を目指し,全国で様々な実証を重ねてきています。
今回は具体的な事例紹介を交えながら,現在,そして未来の社会課題解決を今からどのように取り組んでいけるのかを発表させていただきます。
3 質疑応答(30分)
対象者
事業者,自治体,官公庁,関係機関・団体,大学など
参加費
無料
申込方法
こちらの申し込みフォームからお申し込みください。
チラシ
案内チラシ [PDFファイル/638KB]
問い合わせ先
福山市企画財政局企画政策部先端技術推進室
【E-Mail】 sentan@city.fukuyama.hiroshima.jp
【電話】 084-928-1254 (直通)