その119番， 本当に必要ですか？

近年，全国的に救急車の出場件数が増加しており，本市でも同様に増加しています。

救急車は，緊急に医療機関へ搬送しなければならない病気やけがの場合に利用するためのものです。
安易な利用は，受け入れ先の医療機関などの負担になり，一刻を争う人への対応が遅れてしまうおそれがあります。救急車の適正利用を心掛け，地域医療を守りましょう！

こんな理由で救急車を呼んでいませんか？

　緊急性が無い救急要請が増えると，遠くの消防署から救急車が出場することになり，現場への到着時間が遅れ，助かる命が助からなくなるかもしれません。
医療資源には限りがあります。大切な家族や友人の命を守るために，救急車の適正利用を心がけましょう。
傷病者の様子や事故の状況から，急いで病院へ連れて行った方が良いと判断した場合は，もちろん迷わず１１９番通報をしてください。

判断に迷う場合は？

●全国版救急受診アプリ「Ｑ助（きゅーすけ）」（消防庁ＨＰへリンクします）
消防庁が作成した，Ｗｅｂサイトとスマートフォン用アプリです。
該当する症状及び症候を画面上で選択していくと，緊急度に応じた必要な対応が表示されます。

●こどもの救急電話相談　（＃８０００）
夜間に子どもがけがや病気になった時，すぐに受診させたほうがいいのか，翌朝まで待ってもいいのか等，判断に迷う保護者からの相談に，小児科勤務の経験のある看護師が電話で対応するものです。

●救急車利用リーフレット（消防庁ＨＰへリンクします）
　消防庁が作成した，「子供」「成人」「高齢者」別に緊急性が高いと捉えるべき症状をまとめたリーフレットです。

福山市の救急医療体制は？

本市の救急医療は，患者の状況に応じて，次の３つの体制がとられています。

初期救急医療

本市では，医師会などの協力で夜間診療所や休日当番医などの初期救急医療体制を整えており，急病やけがなどに対して応急的な診療を行っています。
日頃から緊急時の受診先情報を収集しておくと役立ちます。

●休日診療医療機関

●休日歯科医療機関

●福山夜間小児診療所

●福山夜間成人診療所

※かかりつけ医について

※救急医療ネット（広島県ＨＰへリンクします）
「今，受診できる医療機関」などを診療科ごとに検索できます。

二次救急医療（初期救急医療機関で対応できない場合）

急病時などに対応が可能な医師や施設，設備を有する医療機関として救急告示医療機関があります。
ただし，診療時間外は，原則として救急車による搬送の対応を行っていますので，直接受診する場合は，診察が可能かどうかを事前に電話で確認してください。
医療機関によって，軽症の場合に時間外選定療養費等を徴収される場合があります。