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築城当時から残る本丸の正門 福山城筋鉄御門

2022年3月1日更新
歴史散歩

築城当時から残る本丸の正門 福山城筋鉄御門

 福山城を南側から登り本丸に向かうと、重要文化財の福山城筋鉄御門があります。
筋鉄御門は福山城を築城するに当たり、京都伏見城から移築したものと伝えられています。 桁行き10間、梁間3間、入母屋造り、本瓦葺で一階(城門部)の両脇を袖石垣が挟み、二階(櫓(やぐら)部)は一階と袖石垣の上に建つ典型的な櫓門です。この形式の櫓門は西日本に多く見られますが、櫓部内部の中央を板敷、その両脇を土間としている平面構成は現存する櫓門では筋鉄御門以外は確認されていません。
一階(城門部)の左右の門扉には「筋鉄」と呼ばれる筋状の薄い鉄板が縦に12条ずつ鋲留めされています。筋鉄は鍛造製で厚み2~3mm、幅75mm、長さ約2,400mmを基本とし、装飾用金具の配置に応じて長さを調節してあります。門扉以外に脇戸や柱などにも鋲留めされており、このような様相から「筋鉄御門」と呼ばれています。
この貴重な建物を後世に引き継ぐため、本市では筋鉄御門の保存と活用に取り組んでいます。1つ目は国宝化に向けた調査です。2018年度に建築学的な調査を実施し、建築年代や移築の証拠は見つかりませんでしたが、転用材が多用されているなど新たな事実が確認できました。二つ目は外壁漆喰壁の全面塗り替えです。伝統的な工法で白壁の優美な姿に修復します。
8月28日には築城400年を迎える福山城。筋鉄御門をくぐり400年の歴史を感じてみてはいかがでしょうか。

筋鉄御門写真 重要文化財福山城筋鉄御門

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