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~将来に備えて~知っていますか?「成年後見人制度」

2022年3月31日更新
高めよう!人権意識 心のかけ橋

~将来に備えて~知っていますか?「成年後見人制度」

成年後見人制度は本人の権利や大切な財産を守る身近なしくみです

 こんなことで困っていませんか

●最近物忘れが多く、お金の管理が難しくなった

●通帳などの大事なものをどこへしまったか忘れてしまった

●将来不動産やお金の管理ができなくなった時の事が心配

●訪問販売で高額なものを買ってしまった

●年金が本人のために使われていない           など

 

成年後見制度とは

認知症や知的障がい,精神障がいなどの理由で判断能力が不十分な人は,不動産や預貯金などの財産管理や,介護,福祉サービスを利用するための手続きや契約等を結んだりすることが難しい場合があります。

また,自分に不利益な契約であっても,判断できずに契約を結んでしまい,訪問販売や振り込め詐欺などの悪徳商法の被害に遭う恐れもあります。

このような判断能力の不十分な人を保護し,支援するのが成年後見制度です。成年後見制度には,法定後見制度と任意後見制度があります。

法定後見制度

すでに判断能力が低下している人が活用できる制度です。判断能力の程度により,後見,補佐,補助の3類型あります。

家庭裁判所に選任された後見人等(成年後見人・保佐人・補助人)が,本人の福祉や生活に配慮しながら,本人に代わって財産管理や権利を守り,支援します。

任意後見制度

将来,判断能力が低下したときに備えて,「誰に何を頼みたいか」などをあらかじめ決めておく制度です。

任意後見人となる人と一緒に公証役場で,内容について書面(公正証書)を作成して,任意後見契約を締結しておきます。​

 

成年後見人の仕事って?

成年後見人等は,本人の「財産(ざいさん)管理(かんり)」と「身上(しんじょう)監護(かんご)」に関する職務を行います。

また,成年後見人等はその事務について家庭裁判所に報告するなどして,家庭裁判所の監督を受けることになります。

【財産管理】

本人の尊厳が守られながら,安心した日常生活を送ることができるよう,本人の心身の状態や生活の状況に配慮しつつ本人の財産を管理します。

●預貯金通帳,印鑑管理 ●収支の管理 ●不動産の管理,処分 ●遺産分割 など

【身上監護】

本人の衣食住に関する生活の維持,健康の維持,医療,介護,教育,リハビリなどに関する契約などの法律行為を行います。

●生活状況の確認 ●健康診断等の受診 ●入院や福祉施設入所等に関する契約や費用支払い    など

 

高齢者・障がい者の権利を守りましょう

高齢や障がいによる不自由さや不便さを自分の問題として考えていくことが大切です。

人権や財産を守るために成年後見人制度を活用し,住み慣れた地域で安心して暮らせる社会をつくりましょう

 

気軽に相談してください

本市には身近に相談できる場として,福山市社会福祉協議会「権利援護センター」があります。

必要な人が本人らしい生活を守るために成年後見人制度を利用できるよう具体的な相談・支援を行うとともに,地域における権利援護支援のネットワークを進めています。気になることがあれば気軽に相談してください。

権利援護センター(福山市すこやかセンター内)

電話:084ー928-1353

FAX:084-928-1331

 

問合せ先

障がい福祉課  0884-928-1208

人権尊重 平和を築く 第一歩

このページに関するお問い合わせ先

人権・生涯学習課
電話:084-928-1006


 

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