広島県福山市が整備する方針を示した 宮沢喜一 元総理 の記念館実現に向けて、要望していた地元の団体が寄付金を募っていくことにしました。

24日、会見をしたのは、宮沢家ゆかりの福山市松永地区の自治会など有志でつくる「宮澤喜一顕彰会」です。

「顕彰会」は、宮沢元総理の記念館設置に向けて、2年前、福山市に陳情書を提出しました。これを受けて福山市は、去年11月、名誉市民でもある宮沢氏の地元に対する功績も踏まえ、「福山市松永はきもの資料館」のなかに整備する方針を示しました。顕彰会は、これから寄付金を募るなどして協力していくということです。

松永地域有志による宮澤喜一顕彰会 横山典好 会長

「(宮沢喜一氏は)地域の皆が、私たちの先輩として尊敬する方だと思っております。早いうちに成功させてもらって設立に向けていってほしいなと」

福山市は来年度着手する意向で、「福山市松永はきもの資料館」の一部を改修して、遺品をはじめ映像や写真などで紹介するとしています。