新年度を迎え、子どもたちが登下校中の事故にあうのを防ごうと、14日朝、警察は全国一斉に通学路で交通違反の取り締まりを行いました。

広島市南区にある宇品小学校の通学路では、警察官が「オービス」と呼ばれる機械を使って速度違反の取り締まりをしました。

この道路は、表通りの抜け道としてスピードを出して走行する車も多く、地元の住民から取り締まりを求める声がありました。

警察によりますと、去年、県内で登下校中の事故でけがをした児童や生徒は196人。月別では5月が最も多かったということです。

広島南警察署 藤田英雄 交通2課長
「まだ通学に慣れていない児童や、車がどこから来るか車の動きすら覚えていない児童もいる。ドライバーには、児童を発見したときにはしっかりと動静を見てもらいたい」

警察は、14日の下校時間帯にも各地の通学路で交通違反の取り締まりを行うことにしています。