実践的な技術者を育成する香川高等専門学校から新たなベンチャー企業です。

2人の社長のアイデアの評価は10億円超え、AIを使って地域の課題解決を目指す会社を設立しました。

(D―yorozu 柏原悠人CEO)「株式会社D―yorozuは、Dはデジタルディープラーニングデータなどの技術を使用して、万(よろず)の地域課題を解決することを目標に」

この春、香川高専の専攻科を卒業したばかりの柏原悠人さんと山田斉さんが2人の社長に。これまで学んだAIを活用しようと、ベンチャー企業Dーyorozu(ディー・ヨロズ)を設立しました。

(D―yorozu 柏原悠人CEO)「地域でAIであったりDXであったり、そういった技術の部分が足りてないであったり、またその需要がものすごく多くあるということは就職であったり進学するより役に立てるのではないか」

22歳の2人の社長が生み出した技術はすでに高く評価されています。

(古川豪太リポ―ト)「こちらのカメラで撮ると、AIが人の骨格を判断してワイヤーフレームのような状態で表示してくれます。高齢者を離れた場所から見守ることに役立つということですが、柏原社長が考えたこのシステム、なんと7億5千万円の価値があると評価されました。

全国の高専生のアイデアを募るコンテストで、山田社長が考えたAIを使って駐車場の混雑状況を把握するシステムも3億円の評価を受けました。

(D―yorozu 山田斉CTO)「今まで私たちが培ってきた4年間の技術をうまく社会課題に実装できないか、解決できないかというところで」

2人はまずは地域の農業にAIを活用するシステムをと考えています。その先の目標は高く、世界的な企業です。

(D―yorozu 柏原悠人CEO)「実際に目指すならトップで、GAFA(Google・Amazon・Facebook・Apple)並み、もしくはそれ以上に成長したい。売り上げでいうと軽く1兆円を超えたいなと」

2人の社長合わせて10億円を超えるアイデアを持つベンチャー企業がいずれ世界を大きく動かすかもしれません。