(N)2023.10.30
日本は「だるま状態」になっていると世界に見透かされてしまっているようです。
「後の先」とばかりに打ち出す金融政策は、ことごとく打ち砕かれ手も足も出せない最悪の状態に入ってきているように見えます。
この苦難を乗り切るには禁じ手しか残らなくなりそうですが、どれだけ時間稼ぎが出来るのでしょうか?
残された時間はそれほどもないと感じます。
アメリカはともかく、欧州、日本といった資源の乏しい国々は今後想像もしなかった試練を迎えるでしょう。
個人レベルでの生活防衛のキーワードは「貨幣経済に頼りすぎない」ということになるのでしょうか。
(N)2023.10.30
日銀・植田総裁、長期金利「1%超」で「柔軟性を高めておくことが適当と判断」…金融緩和は「粘り強く続ける」
金融政策決定会合後、記者会見する日銀の植田和男総裁(31日午後、日銀本店で)=池谷美帆撮影
日本銀行は植田和男総裁は31日の金融政策決定会合後、記者会見し、長期金利の上限のめどを1・0%とし、機動的に政策を運営することで、「粘り強く金融緩和を続ける」と語った。日銀はこの日の会合で、短期金利をマイナス0・1%、長期金利を0%程度とする政策は維持した。 【写真】日本の長期金利の推移…過去10年間
植田氏は会見で、長期金利を抑える政策の運用を見直したことについて、「経済情勢の変化に応じて、円滑な金利が形成されるよう運用の柔軟性を高めておくことが適当と判断した」と説明した。
【gendai】
2023.06.15
「大規模緩和」をどうする?
今日(6月15日)から2日間にわたって行われる日銀政策決定会合だが、マーケットは概ね「大規模緩和の継続」を予想している。
筆者もその見通しには同意するが、ちょうどひと月前の政府・経済財政諮問会議で今後の植田和男日本銀行総裁の政策に大きな影響を与えるのではないかと感じるやり取りがあった。
すでに為替相場は1ドル140円に定着しつつある。秋口に収束すると見られていた日本のインフレは、年末にかけても3%台という高水準を維持するという懸念が高まっている。
国民が日々、値上がりする食料品や生活必需品に恐々とするなか、経済財政諮問会議でのやり取りは、植田総裁の心中を大きく揺さぶったに違いない。
その中身を詳しくお伝えしていこう。