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【レタスクラブ】世界の主食を眺めてみると、地域ごとの地理的特徴がわかる!/2023.06.28

【レタスクラブ】

2023.06.28

『地理がわかれば世界がわかる! すごすぎる地理の図鑑』10話【全10話】

普段ニュースで見聞きする政治や経済、観光地にグルメ。実はこうした様々な情報がすべて「地理」につながっているって、知っていましたか? 地理の勉強は、地名を暗記したり地図を眺めるだけじゃないんです!

地図からわかる地域の自然環境や歴史、暮らしぶりなどは、地理を学ぶとその背景や理由、意外な事実が見えてきて、ぐっと理解が深まります。地理は「地域の謎を解くカギ」と言える、とても身近で面白い学問なのです。

世界のことが今よりもっとわかるようになる、地理のネタあれこれをお届けします。

※記事の情報は2023年3月現在のものです。

※本記事は日本地理学会著の書籍『地理がわかれば世界がわかる! すごすぎる地理の図鑑』から一部抜粋・編集しました。

主食で地理がわかる!世界の主食MAP

日常の食事の中心になる主食。世界の主食の地域分布を見ると、地理的な要素の影響を受けていることがわかります。

日本などの温帯の東アジアや熱帯の東南アジアでは、主食は。米は小麦と比べて降水量が多い地域で栽培されます。

西岸海洋性気候のヨーロッパでは小麦が栽培され、パンやパスタが主食です。北欧や東欧では、小麦よりも寒さなどに強いライ麦が栽培されています。

メキシコでは、トウモロコシ粉を薄く焼いたトルティーヤが主食。コロンブスがアメリカ大陸を発見して以降、トウモロコシやキャッサバはヨーロッパを経由してアフリカの一部に持ち込まれ、粉末をお湯で練ったウガリなどにして食
べられています。

冷涼なアンデス山脈が原産地のジャガイモもヨーロッパに渡り、同じく冷涼な北欧や東欧などで主食のひとつになっています。

植物の生育には気候が大きく関係します。地域ごとの気候条件に応じた作物が主食に反映されているのです。

世界各国・地域で最も作られている作物MAP

各国・地域の最大作付面積の作物(2020年)
中国やアメリカのトウモロコシやブラジルの大豆(マメ類)は食用よりも、飼料や燃料として使われることが多い。

各国・地域の最大作付面積の作物(2020年)

ヨーロッパの広い範囲や北アフリカやアメリカ大陸の一部では小麦が1位。パンやパスタ、クスクスなど多様なかたちで食べられている。

クスクスを使った料理

▲クスクスを使った料理。

ヨーロッパでは大麦を飼料として利用しているほか、粥やビールの原料にしたり、パンに入れたりする。東欧や北欧ではライ麦が原料の黒パンも主食のひとつ。

ビールはドイツを代表するお酒のひとつ

▲ビールはドイツを代表するお酒のひとつ。

ブラジルの主食は米と煮豆。米が主食のひとつになったのは日本からの移民の影響といわれる。また大豆も日本からの移民が持ち込んだもの。

イモ類のキャッサバも食べられる

▲イモ類のキャッサバも食べられる。

植民地化を経験しなかったエチオピアでは、プランテーションではなく、小規模農家による営農が一般的。主食のひとつであるテフと呼ばれる穀物の生産が盛ん。

イネ科の穀物テフは栄養価が高い

▲イネ科の穀物テフは栄養価が高い。

ベトナムでは米の麺「フォー」を食べる。平らで薄い麺だが、他にも丸くて細い麺「ブン」もある。米の麺には他にビーフンなどもある。

ベトナムのフォー

▲ベトナムのフォー。

豆知識

乾燥、冷涼な大地で遊牧をしてきたモンゴルには、農耕文化がありませんでした。伝統的な料理は、冬季は「赤い食べ物」と呼ばれる肉料理、夏季は「白い食べ物」と呼ばれる乳製品を中心としたものでした。

著=日本地理学会/『地理がわかれば世界がわかる! すごすぎる地理の図鑑』

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