「イタリア」といえば、なにが思い浮かぶでしょう。ピザやパスタ、ワインやサッカー、新婚旅行の行先と、距離こそ遠いものの意外と身近な国に感じられます。約100年前から現在よりも厳しい旅程にもかかわらず、イタリアに惹かれ、現地の作家たちと親交を結んだ日本の作家たちがいました。本展では、そうして出会った日伊美術作家たちの交流の軌跡をたどり、国内所蔵のイタリア美術作品のルーツを見つめ直します。日伊交流という観点によって集められた約100点の作品・資料は、イタリアの作品がどのように日本へもたらされたのか、今日の私たちが考えるヒントになってくれることでしょう。実は、当館は所蔵作品150点がイタリア美術と、非常にイタリアと縁の深い美術館です。この機会に、福山ならではの「イタリア」をご堪能ください。

展覧会名：特別展「イタリアと日本の前衛―20世紀の日伊交流」
会　　期：2024年4月6日（土）～6月2日（日）
開館時間：9：30～17：00　※5月2日（木）、3日（金・祝）、4日（土・祝）、5日（日・祝）は19:00まで開館
休 館 日：月曜日　※4月29日（月・祝）、5月6日（月・休）は開館、5月7日（火）は休館
会　　場：ふくやま美術館 1階企画展示室（広島県福山市西町二丁目４－３）

​
高橋秀《日本の記憶ー銀の影》1965年ふくやま美術館\