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「どんな文章も3行に要約するAI」デモサイト、東大松尾研発ベンチャーが公開 「正確性は人間に匹敵」

ELYZA DIGESTのデモサイト

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要約AI“ELYZA DIGEST”をデモサイトとして一般公開

“ELYZA DIGEST” は入力したテキストデータを3行に要約することができます。大規模言語モデルを活用した「生成型」の要約モデルであり、読み込んだテキストを元にAIが一から要約文を生成します。書籍・小説・ニュース記事のような誤字脱字の少ない綺麗な文章だけでなく、議事録・対話テキストのような乱雑な文章・文字列であっても対応可能です。テキストの直接入力以外にもURLを張り付けることで該当ページ内の全テキストから要約文を作成できます。

当AIモデルは、NLP(自然言語処理)の最先端技術を活用し開発され、2021年7月1日より東証一部上場企業であるSO MPOホールディングス株式会社と開始した実証実験でも利用されています。

下記URLより、登録不要でご利用いただけます。
https://www.digest.elyza.ai/

プレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000011.000047565.html


 

「どんな文章も3行に要約するAI」デモサイト、東大松尾研発ベンチャーが公開 「正確性は人間に匹敵」

2021年08月26日 16時00分 公開
[荒岡瑛一郎ITmedia]

東京大学・松尾豊研究室発のAIベンチャーELYZA(イライザ/東京都文京区)は8月26日、文章の要約文を生成するAI「ELYZA DIGEST」を試せるデモサイトを公開した。人間より短時間で要約でき、要約の正確性は「人間に匹敵する」という。今後も精度を高め、議事録作りやコールセンターでの対話メモ作成などでの活用を目指す。

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ELYZA DIGESTのデモサイト
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対話テキストの要約結果

同社は自然言語処理技術(NLP)の研究を進めており、日本語テキストデータの学習量・モデルの大きさともに日本最大級というAIエンジン「ELYZA Brain」を開発している。

ELYZA DIGESTは、大規模言語モデルを基に、要約というタスクに特化したAIとして開発。読み込んだテキストを基に、AIが一から要約文を生成する「生成型」モデルで、文の一部を抜き出す「抽出型」モデルなどと異なり、文の構造が崩れていたり、話者が多数いる会話文だったりしても、精度の高い要約文を生成できるという。

社内検証で、平均約900文字のテキストを使って人間とELYZA DIGESTの要約を比較したところ、人間は1記事当たり約5分かかったが、ELYZA DIGESTは約10秒で終わらせた。原文通りの意味で生成できる「正確性」は、人間とELYZA DIGESTが同等。ただ、原文で省略された主語を補完したり、文法に合った文章にしたりする「流暢性」では人間よりミスが多かった。

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実験結果
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要約AIの種類

同社は「日常・ビジネスの場でよく発生する『要約』という問題に特化した」AIとして開発したと説明。今後も精度を高め、ビジネスの現場での活用を目指す。

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