中国電力は、家庭向けの規制料金について16日、値上げ幅を補正して国に申請しました。

中国電力 販売事業本部 吉谷淳 マネージャー
「平均で26.11パーセントの値上げになる」

モデル試算(使用量260kWh/月)では現行料金の6053円が7720円となり、1667円の値上げで、平均すると26.1パーセントのアップになります。時期は来月1日からの見通しです。

中国電力は、去年11月、家庭向けの電気料金のうち国が変更を認可する「規制料金」について、燃料価格の高騰などを理由に平均で31.3パーセントの値上げを国に申請しました。

しかし、その後、中国電力など大手電力でカルテルや顧客情報の不正閲覧など不祥事が相次いだため、政府内から厳しい審査を求める声が上がっていました。

そして、16日の政府の関係閣僚会議で電力料金の値上げが了承されたことを受けて、中国電力は値上げ幅を圧縮した補正を申請しました。

値上げは、国の認可を受けて正式に決定されます。