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【OHK】「無視された」と誤解されることも…聴覚障害者の思い 手話への理解が深まるだけで世界は変わる【岡山】/2023.09.25

【OHK】

2023.09.25

9月23日の「手話言語の国際デー」についてシリーズで深堀しています。2023年のテーマは「世界中のろう者がどこでも手話言語でコミュニケーションできる社会」です。それを実現するために、手話の普及を望む聴覚障害者の男性に話を聞きました。

(岡山県聴覚障害者福祉協会 中西厚美会長)
「ありがとうだけでもうれしい、いい人間関係を作れるきっかけになる」

こう話すのは、岡山県聴覚障害者福祉協会の会長・中西厚美さんです。中西さんは小学校に入学する前、薬の副作用で耳が聞こえなくなりました。

中西さんは、「手話言語国際デー」の2023年のテーマでもある「どこでも手話でコミュニケーションできる社会」を目指し、協会としての活動を続けています。

(岡山県聴覚障害者福祉協会 中西厚美会長)
「学校・消防署などは、手話通訳派遣があるので問題はないが、一般社会には手話ができる人がほとんどいない。ただ、聞こえない人が手話を使うのはみんな知っている、しかし手話を学習していない場合は対応できない。聞こえない人の実態を知らないので、どう対応したらいいか分からないという例がある」

聴覚障害者は外見だけでは障害があることが分かりづらく、話しかけても無視をされたと誤解されることもあります。かつて聴覚障害者は、運転免許を取得することや、医師や薬剤師になることが法律で制限されていました。中西さんたち聴覚障害者が法律の撤廃を求め運動し、社会や制度は徐々に変わってきたのです。

(岡山県聴覚障害者福祉協会 中西厚美会長)
「手話を使う人は今まで差別を受けた。聞こえないだけでなく、手話そのものに対して差別、聞こえない人の手話について聞こえる人と対等な言語社会に分かってもらう必要がある。社会参加してもスムース」

「手話」が広まることは、聴覚障害者への理解が深まることだと中西さんは考えています。

(岡山県聴覚障害者福祉協会 中西厚美会長)
「(AI)社会がデジタル化になってきた。AIとかロボット手話もあるが、コミュニケーションというのは微妙な感情のやりとり。基本的に対面でもコミュニケーションが大切。これからもそうだと思う」

どんなに技術が進んでも、手話には心と心を通わせる魅力があるといいます。

(岡山県聴覚障害者福祉協会 中西厚美会長)
「昔は、聞こえない人は聞こえる人とコミュニケーションできなかった。口話主義で苦しい経験があるので手話で腹を割ってコミュニケーションしたい」

例え、手話を知らなくても・・・

「例えばお店で聞こえない人とあった時、口を読み取るのに、マスク外すとか筆談、そういう配慮がすぐできる人が増えるといい。(手話を)覚える方が難しいが、聴覚障害者への理解はできる」

ありがとうと言ってもらえるだけでもうれしいと中西さんおっしゃっていました。手話でコミュニケーションできる人が増えることがもちろん一番ですが、それに及ばなくても、聴覚障害について知ろうとすることは今すぐにでもできることですね。


 

 

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