【kbc】
2024.3.20
AIカメラが危険を察知することで、視覚障害者が、安全に横断歩道を渡ることができるシステムの実証実験が20日、福岡市で行われました。
「このカメラが赤信号を検知すると、振動で教えてくれます」
実証実験が始まったのは、「seeker」と名づけられた視覚障害者の歩行をアシストするAIシステムです。
視覚障害者の首にかけられたカメラが、赤信号と横断歩道を検知すると白杖が振動します。
青信号に変わると振動が止まることで安全・安心に渡ることができます。
実証実験は、先進的なまちづくりのため、福岡市や九州大学などで構成する「FukuokaSmartEast」推進コンソーシアムが、福祉機器開発メーカーと協力して実施したもので、20日は10人の視覚障害者が参加ました。
体験者「赤信号青信号さえちゃんとしていれば、安心して渡れるということだったら、全然安心感が違う」
今回の実験でカメラの位置やAIの精度を確かめ、来年度末には量産体制に入る予定です。