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2024/5/1
大日本印刷は2024年4月23日、音声をリアルタイムで文字に変換し、フォントで強調して透明スクリーンに表示する「DNP対話支援システム」を提供開始したと発表した。
感情や話題に応じたフォント変更が可能な「DNP感情表現フォントシステム」とアイシンの音声認識システム「YYSystem」を統合して開発されたシステムだ。主に、聴覚障がい者や高齢者、訪日外国人とのコミュニケーション支援が目的だという。
同社の「DNP感情表現フォントシステム」は、発言を素早く正確に文字化し、感情やイメージを表す単語を12種類のフォントから自動選択して表示する。さらに、透明スクリーンや指向性マイクの活用により、対面接客時にも自然なコミュニケーションが可能となるという。
同システムは、自治体、調剤薬局、金融機関、保険会社の窓口業務や観光業界での使用が想定されている。現在はJR九州の小倉駅に試験的に導入されており、JR東日本の一ノ関駅にも同様の導入が予定されているとのこと。